法人概要・設立の理念

一般社団法人日本看護学習支援協会は、千葉大学などの国立大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程の卒業生有志が、非営利目的で設立した、看護学生、看護師の学習を支援する法人です。

 当法人の概要、代表理事、講師略歴アクセスについてご案内いたします。

概要

名称 一般社団法人日本看護学習支援協会
 代表理事

武田 三花 (千葉大特看)

   歴代理事

(卒業校)特看=教育学部 特別教科(看護)教員養成課程ー

岡本佐智子(徳島大特看) 設立~2022年  

池上 佳子 (千葉大特看) ~2020年 

會田みゆき (弘前大特看)

伊東 朋子(千葉大特看)

畑中 高子(千葉大特看)

中釜 英里佳(熊本大特看) 

住所 (事務局・学習ティールーム)千葉市稲毛区稲毛東3-16-4- 405
(学習スタジオ)千葉市稲毛区稲毛東3-16-2リカープラザ4F
(本部)千葉市稲毛区稲毛東3-14-1-310
電話番号

090-2488-0286(土・日曜をのぞく8:30-12:30、19:00-20:00)

メール受け付けは 24時間対応

FAX番号 043-246-5450
学習支援 (ルーティーンのもののみ)

学習スタジオ  :日曜日 午後2:00~7:30(6:30以降は実習相談など個別対応)

        土曜  午後4:00~6:00

学習ティールーム:水・木曜日  午後2:00~7:00(予約制)

             (水曜日:既卒生&社会人専用)

 

定休日 不定休
主なサービス

 

「看護師の資質向上」を目的とした学習支援

【看護学生・新人看護師の基礎知識を補う支援】

・看護につながる高校までの理科の講義「看護につながる理科の検定」の実施(学校への出講あり、一部無料出講)

【看護学生・看護師のキャリアアップや仕事をしていくための支援】

・国家試験レベルまでの全教科の学習支援(学校への出講あり)

・新人看護師の不安をなくす学びなおしの支援、復職看護師への基礎学習の支援

・学ぶための姿勢、マナー  ・予備校や模試の利用のしかた

 

 

設立まで

2016年、

2017年

 

 

【立ち上げの経緯】協会代表は、高校衛生看護科の教諭を経て、看護師国家試験対策予備校で、さまざまな学校からの看護学生とかかわった。その中で、既卒者(=国家試験不合格者)、社会人の看護学生で、学習につまずいている人は、小中学校の理科の教科書で学ぶ部分からわかっていないこと、「テキストや教科書の文が、一人では意味がとれなかったり、まちがった意味にとってしまったり、印刷物や書籍を使った自己学習を一人でやることが困難な人が増えていることに気づく。

その人の理解力にあわせ、かみ砕いて語って教えなければ、伝わらない」ことがわかったが、そうした学習支援は、少人数でなければできず、予備校や学校では、採算面でも人材面でもハードルが高く、実施していなかった。

「今さら人にきけない、超基礎部分から学びなおしたい。」「1人では国家試験の過去問学習がすすまないという声にこたえて小中学校の理科から学びなおしする場所として、千葉市の総武線 稲毛駅前の建物の一室をかり、国家試験問題集の解説をする自主学習会を平日 週1回 開始した。

【内容】10:00~19:00、食事つき、で6000円、毎回クエスチョンバンクの過去問を1単元、小中学校の理科から勉強をはじめて1単元ずつ、必ず終わらせる形式での学習会を開始。参加者は、既卒生(浪人生)か、社会人学生に限った。

食事は、厚労省が「野菜は1日350グラムの、果物を100グラム摂取を推奨」「食事のバランスをとる」といっていても、看護学生には、インスタント食品や欠食をする人が多かった。野菜350g摂取が可能な食生活を体験してらうため、管理栄養士・料理研究家でもある代表が、紅茶、果物、野菜たっぷりのサラダやマリネ、タンパク質のおかず1品、トーストかおむすび、の軽食を出すことで「学習ティールーム」と呼ばれた。千葉市周辺の既卒者2名から始まり、口コミで、既卒生や社会人学生が、毎週、茨城県つくば市、日立市、埼玉県、神奈川県、栃木県などから、毎週5~7人集まった。

講義を聴くのではなく、口頭試問をしながら、学習を進めていく形式ですすめていき、小中学校の理科の学習成果をみるために、「看護につながる理科の問題」のテストを実施。最初100点中30点くらいの点だった人がいたが、全員が80点以上、とれるようになった。

【成果】「国家試験問題が、根拠がわかって正答を選べるようになった」という声があがり、初年度に学習会に参加した既卒者5人全員が、国家試験で1年前より+30~50点、得点をアップして合格した。

「先輩から『基礎ができているので、すぐ理解してくれて、教えがいがある」といわれた」「入植先では、新人が私しか残らずやめていった」という新卒者の報告があり、口コミで同じ施設の既卒者が遠方から勉強にくることもあった。         

学習会にきていた人のご家庭から「こういう支援をしているところが他にないので、、これからも続けてください」との手紙が届き、入学前の中学校レベルから説明しながら「学習ティールーム」の学習会は継続することになった。

 

一般社団法人日本看護学習支援協会 設立

 

2018年

 

 2018年(平成30年)4月、稲毛駅西口にある、ダンススタジオに、日曜午後の時間に空きがあったことで、毎日曜日の午後、スタジオをレンタルする。市販の国家試験の過去問題集の単元にそって、解剖疾病を中心とした学習会「看護学生の学習スタジオ」を開始。小中学校の理科から確認していく方式で、受験生にかぎらず、学年をとわない、少人数の学習会であった。前年まで東京のお茶の水の予備校で教えていたため、地元の千葉県より、ほとんどが、茨城県、埼玉県在住者であった。少人数で学習をするので、出席者どうし顔と名前が一致する状態で、講義をきいてわかった部分は、わからない人に教える部活のような学習会とした。最大16人とし、スタジオの好きな位置に机を置き、BGMを流し、身体を動かしながら大事なことは声をだしておぼえる、独特の学習のしかたを展開した。

学習のゴールは「自分で専門書やテキストを見て、意味が正しくとれるようになること」とし、そのためには、小中学校、高校までの知識を「見える化」する、看護につながる理科の問題のテストを、実施することを考えた。

「看護師養成校や定員がふえても、学習で習得した知識がたりない人には医療の仕事は続かず、看護師不足も解消しない。看護師の養成というと文科省の認可がおりるたため、学校の存続の手段として看護師養成に着手した学校がふえ、中学レベルの理科がわかっていない人にも、解剖などの単位をだして卒業させているケースが現実に増えている」ということを、かつて国立大学の教育学部にあった、看護教員養成課程の卒業生が語り合い、危惧するようになった。

「看護師の養成や、国家試験対策を「ビジネス」としてとらえている人たちに、看護師の将来をまかせている流れでは、看護師の資質がどんどん低下していく危険がある。自分たちの職業の後輩を育てるという「仲間」意識をもって、学習が必要な人を支援していく場所を作らなければ、看護師の資質を守れない」、という危機感から、

自分達で主体的に学習する場所を作ること、そのサポートをして看護の視点とスピリットを伝えていく必要があること、具体的な対策として、基礎学力の低下対策として、「看護に必要な、義務教育や高校の教育での理科の知識を見える化した検定」をつくり、学習のモチベーションを作っていく必要があること。それを実施していくための学習支援活動をするには、一般社団法人化することが必要、ということを語り合った。

2018年(平成30年)11月27日(大安) いい船出となる願いをこめ「一般社団法人日本看護学習支援協会」を設立した。

「国家試験にギリギリでも、とにかくうかりさえすればいい」という視点で支援するのではなく、「やめないで働いていくためのい力をつけて送り出す」こと。看護師主導で看護に必要な視点を伝え、医療人として生涯学んでいく姿勢を伝えていかなければ、看護師の資質向上になっていかないこと、この理念に共感されている方々に、学習の輪に加わってもらうこととした。

「看護につながる理科の検定」沿革

 

2019年

 

看護学生の入学以前までの理科の知識を土台をしっかりさせる目的で2月に「看護につながる理科の学習検定」の第1回を実施後、2019年に4分野、延べ12回 実施。

60点以上をCランク認定、70点以上をBランク認定、80点以上をAランク認定、90点以上をSランク認定とし、100点をとったパーフェクト(ダイアモンド)認定のカードを授与しました。ダイアモンド認定カード取得者には、出身校・地域で同じ分野の問題の検定実施時に、試験問題解説者としての活動を依頼することとした。

特許庁に、「看護につながる理科検定」の商標登録を出願。

2020年 9月~

特許庁から「看護につながる理科検定」の商標登録が認可される。

希望する学校で実施するほか、稲毛の学習会で学ぶ人に定期的に実施。


受講生と代表理事(右から4番目)武田三花

 ー学習スタジオ・ティールーム 指導講師略歴ー:武田三花

・信州大学教育学部附属長野中学校卒業  ・長野県立長野高校卒業

・千葉大学教育学部 特別教科(看護)教員養成課程卒業→看護師国家試験合格、中学・高校教員免許、養護教諭免許 取得

・和洋女子大学家政学部健康栄養学科卒業→管理栄養士国家試験合格

・筑波大学大学院人間総合科学研究科前期博士課程修了→修士(看護科学)、養護教諭専修免許取得

【教育に関する職歴】銚子市立銚子西高校、千葉県立千葉東高校衛生看護科、千葉県立若葉看護高校教諭(1984年-1988年)、千葉県立幕張総合高校看護科専攻科非常勤講師(2007-2012年)、東京アカデミーお茶の水校講師(2012-2018年)東京情報大学看護学部非常勤講師(2018年)  上尾医師会立上尾看護専門学校非常勤講師(2020年~) *その他一般教科の学習塾、予備校、家庭教師経験が豊富なことから、看護師を目指す学生に、非営利で、看護につながる一般教科を含めて基礎から教える学習ティールーム学習会を2016年に開始、2018年一般社団法人日本看護学習支援協会設立に至る。看護系大学へのボランティア出講多数

【食と健康に関する略歴】・健康を意識したアイデアレシピを提案し、1994年宇宙料理コンクールグランプリ(提案した宇宙食がNASAのスペースシャトルに搭載される)など料理コンクール上位入賞70回以上。2004年、ノルウェーサーモンを使った健康料理の小学校での授業(WFF主催)をノルウェー皇太子が視察。生活習慣病予防の食生活の雑誌連載、講義、講演、著書、TV,ラジオ出演多数(FM東京「体が喜ぶ朝ごはん」レギュラー5年)、2009年特定保健指導開始で担当した120名を平均4㎏減量後、看護学生に講義のかたわら、生活習慣病予防や禁煙支援を効果的におこなうための支援の方法を広めている。予防健康社「ばらんす」にて、健康志向のレシピ、野菜果物摂取の関心を深めるためのエッセイを連載中。                                   このページのTOPへもどる↑

 

アクセス

JR総武線 稲毛駅西口 0分

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電話受付:水曜をのぞく午前8:30-12:30 午後6:30-10:00

開館時間:学習スタジオ  :日曜午後2時~7時
     学習ティールーム:平日午後2時~7時
              (水曜日:既卒生専用)

定休日 :不定休(メール受付は24時間随時)

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学習支援協会 巣立ちの会

学習支援協会で、実践に役立つ「説明する力」をつけて看護師として巣立つ方を「巣立ちの会」に招待しています。2024年2月23日、舞浜 ヒルトンベイ東京「巣立ちの会」に集った113回受験生

親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。